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2006年 02月 26日
ポール・ハギス監督/脚本の「クラッシュ」を観に行ってきました~。
圧倒されました! さすが、ハギス!DSの頃から感じていたんですが鋭い観察眼で人種差別問題、偏見に切り込んでいきます。 異なる社会経済的階級や、異なる民族性を鮮烈に描いていながらも、それと同時に人間であるとはどういうことなのかを深く見つめた素晴らしい作品でした。 誰もが善と悪を兼ね備えているんだなぁ・・・見終わった後しばらく呆然となってしまいました。 絶妙なのがいくつかのストーリーが同時に進行しながらもそれが見事に繋がっている手腕です。 今回の作品は「ミリオンダラーベイビー」よりもDSな瞬間が多かったように思いました。 (ルイス刑事や警官が厳重注意だけで終わるところなど・・・・) DSでも夜のエピが多いんですが、この映画も夜の場面がロサンゼルスという大都会で生きる孤独感をうまく描いていたと思います! そして雪!「恋に落ちたフレイザー」でも雪が何らかの意味を表していましたが、今回もそうなんですよね~。ロサンゼルスの暗闇に舞う雪にハギスのメッセージが込められていました。 それにしてもf**k が多いのに驚きました。普段のアメリカ人の方々はそんなに使うものなんでしょうか?(そういえばMWBでも多いですが) いろいろな点で今まで見えなかったアメリカが見えてきたような気がしました。 さて、明日はそのハッギスの脚本、ヒッチコック効果ありの「シカゴの休日」ですね。 冒頭のディーフとフレイザーの会話が好きです。
by santa_sato
| 2006-02-26 23:57
| 映画
|
Comments(2)
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mint38 at 2006-02-27 08:55
さんたさん、こんにちは。
>鋭い観察眼で人種差別問題、偏見に切り込んでいきます。 DSの脚本でも、社会的弱者に対する温かな視線を感じていましたが、鍵屋やペルシャ人のエピに、DSと似たものを感じました。最初は、気がめいる展開でしたが、鍵屋の父親が娘に語るお話にものすごく救われて、それからは、どんどん映画に引き込まれていきました。 「希望」を託した雪は、とても幻想的でロスの街には不釣合いなようにも思えたのですが、あの雪が、映画を引き締めているのかなあ、とも思います。 >誰もが善と悪を兼ね備えているんだなぁ・ 一面的に人間を描いていないところ、私も気に入りました。そういう人間でも、信じあおうというメッセージなのでしょうね。 今日の、「ヒッチコック効果あり」の「騎馬警官」、楽しみです。
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santa_sato at 2006-02-27 22:09
mintさん こんばんは
>鍵屋の父親が娘に語るお話にものすごく救われて mintさんも書いていらっしゃいましたがこのマントのお話がDSらしく良かったですよね~。 >あの雪が、映画を引き締めているのかなあ、とも思います パンフレットにも書いてあったハギスの言葉「砂漠の町LAに雪が降るならどんな人間の心だって変ることができる」に感動しました。 >一面的に人間を描いていないところ マットディロンの扮する警官が印象的でした。 野蛮的な警官でも父親に尽くす優しさがあったり、勇気を持って転覆した車からサンディを救い出すなど・・・・。 騎馬警官、あっという間の前編でしたね。早く後半が見たいです。
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